2019年6月25日火曜日

金沢&小布施のライブ報告【Jeb Patton 最新アルバムリリースツアー2019】

もっきりや金沢でリハーサル中に撮影
富山で朝のコーヒーと「すし玉」でちょっと早めの回転お寿司ランチの後、富山から金沢の移動は寄り道せずに高速道路で一路。途中から大雨になって運転手の私も少々緊張しつつハンドルを握りました。金沢市内に到着したら、大雨も止んでホッと一安心。



私とジェブにとっては初めての金沢です。まずはホテルにチェックインして休憩。サウンドチェックの後は腹ごしらえ。健吾さんオススメの看板のないお店にちょうど席に空きが出た為、入店できてラッキーでした。このお店オリジナルの「魚介すり身のお饅頭(しんじょう)」の定食でエナジー補給。   
                                 

素敵な音色のピアノ







老舗のもっきりやさん。
山小屋風のインテリアの中に年代物の重厚なグランドピアノがあって、独特の趣があります。失念しましたが、あまり聞いたことがないメーカーのピアノでした。

生憎、この夜は加賀百万石のお祭りの前夜祭だった為。お客さんの入りは少なかったけど、遠方からわざわざお応援に駆けつけて下さったお客様や、私達皆んなにギフトを下さったお客様もいらして、出会いに感激でした。アフターアワーズはお客様も参加してのジャムセッションになって、最後までアットホームなギグとなりました。

演奏終了後にジェブと「また来たい町だね。今度はゆっくり観光したいね。」と話しながら、素敵なバーで一杯飲みながらあれこれと話してホテルに戻りました。






翌朝はホテルの温泉で朝風呂に入って、少し遅いチェックアウトでした。金沢から一気に富山を抜け、長野県の小布施までのドライブです。お天気は夏空。途中で高速を降りて、これまた健吾さんオススメの泊駅前のお蕎麦やさんに並んで入りました。


古民家の造りを生かして、上手に心地良くリモデルした比較的新しいお店。若いご夫婦が心づくしのおもてなしをしている為、席数が限られています。お店の名前はあえて記しませんが、お酒が飲める状況だったら、最高だったなーと思いながら、細麺のつるっとしたお蕎麦と天ぷら、そして卵焼きを注文。卵が美味しすぎて、慌ててなくなる前に写真を撮りました。そしてまたドライブは続きます。


小布施のBUDは2014年初出演以来5年ぶりです。BUDはジェブのクイーンズカレッジ大学院での恩師であるローランド・ハンナが最後に演奏した場所です。ローランドは到着した時点ですでに体調が悪く、タクシーからお店のカウンターまで人に抱えられて入って来たほど。でも、ピアノを弾き始めると嘘のように素晴らしい演奏を披露したそうです。その後ファーストクラスに酸素ボンベを持ち込んでアメリカに帰国し、間も無く他界されました。それが丁度ジェブが大学院を卒業して数年後の事です。BUDとはそんな不思議な縁があり、2014年に出演が決まったという経緯があります。

2014年のライブのライブレポートはこちら↓
https://kazaleapatton.blogspot.com/2014/07/bud.html

ここ数年はライブを開催していなかったそうなのですが、特別に引き受けてくださいました。到着するとジャズファンの皆さんが既に会場設営をして下さっていました。リクエストも既に"Django","Milestone"と2曲あり、早速リハーサル開始。当日キャンセルもありましたが、それでもほぼ満席でした。お客様の聴く意気込みというか熱気が満々の会場でした。BUDは古い味噌蔵を改装しています。建物が持つ自然のアコースティックを利用したジャズ喫茶なので、マイクやPAがありません。私は全く歌う予定ではありませんでしたが、最後の最後にアンコールでマイク無しで歌いました。

演奏の後は仲間の方達と打ち上げ&ジャズ談義になって、遅くまで楽しい時間を過ごしました。長野、北陸のツアー第一弾の最終日ということもあり、すっかり良い気分になって車を置いて徒歩圏内の宿へ戻りました。翌朝軽く朝食を済ませてBUDへ行き、敷地内にある洒落たアクセサリーショップ La Bibeloterie (ラ・ビブロトリー)を覗きました。


オーナーさんはライブに来て下さっていたので、ご挨拶をしてショップ内で記念撮影。海外のアンティークやビンテージパーツを使った素敵なハンドメイドアクセサリー、材料のパーツなどが沢山のありました。手作りをする人なら、ワクワクしちゃう空間です。
ディスプレーもセンスが良く、商品のお値段も手頃だったので、もっと時間があったら買い物できたのにな〜。


次はプライベートで来よう!


健吾さんの新幹線が丁度昼過ぎだったので、一直線に上田まで高速道路でドライブ。上田駅で真田幸村にハマりすぎの健吾さん。私は大好きなみすず飴の美寿々ちゃんの看板と記念撮影をしました。