クリスマス前後から様々なパーティーに呼ばれ、プライベートクリスマスパーティでのギグまであり、全く落ち着かない年末年始でした。ジェブ(主人)の方は12月は全く休みなく演奏で飛び回り、Central Parkにほど近いPierre A Taj Hotelでのカウントダウンパーティのギグもあったので、我が家ではあれよあれよと言う間に2015年が終わってしまい、節目というものが全く感じられない年の瀬から正月でした。そして気がつけば1月も終わりそう。
とはいえ、1月11日(月)はお茶の先生の自宅での初点ての茶会がありました。毎年先生の手作りの点心御節と花びら餅を頂くと、日本のお正月と言う感じがします。なので、私もできる限り着物で参加しています。この日はちょっと華やかで正月らしい彩りの小紋に、渋めの帯締めを合わせてみました。せっかく着物を着てるので、丸1日オフだったジェブとGreenpoint Beer & Ale Companyへビール飲みデートに出かけました。この日は特に冷え込んだ上に、夜はイーストリバーの川風が強くなり、近所のビアホールへ着物姿で歩いて行くのはちょっと無謀だったか?草履に冬用の足袋でも足の指が凍えるということを、改めて実感。ツマ下駄の方が良かったけど、すでに時遅し。
でも、ほっぺが雪国の子供の様に赤く冷たくなっても建物の中に入ってしまえば、ストーブは燃えているし、クリスの作る美味しいビールとこってりドイツ系の料理が待っていた!ここのオーナーは写真にも写っているドイツビールのGaffel KolschをNYCに卸している方なのですが、傍でアメリカ全土の地ビールを紹介する小さなビール専門店Brouwerij Laneとこのビアホールを経営しております。元々クリスはグリーンポイントのスタジオでシルクスクリーンを刷っていたプリンターだったのですが、ビール好きが高じてここGreenpoint Beer & Ale Companyのビアマイスターになってしまったという訳です。ちょうど彼がまだお店に居て、"Happy New Year!久しぶりだね!"と挨拶したら、彼自らカウンターに入って一杯ずつOn the houseでご馳走してくれました。美味しいビールとポーランド料理のプロギをつまみについつい飲んでしまう夜は暮れていきました。