2014年4月18日金曜日

ジャズのカンピングを学ぼう!Jeb PattonのYouTubeビデオ公開


2014年1月に私の主人、ジェブ・パットンの書いた『An Approach to Comping』というジャズの教則本がシェアミュージックから出版されました。残念ながら、今の所英語版しかありません
日本ではローマ字読みで「コンピング」と呼ばれている様ですが、発音的には「カンピング」だと海外でもミュージシャン同士ですぐに通じます。

この本には主人がカレッジや大学院でジャズ教える際に、独自に準備して使用してきたマテリアルも含まれています。『カンピング』とは直訳では『伴奏』と言う意味ですが、ジャズバンド演奏ではとても重要で大きな要素です。

赤い本はエッセンシャル。こちらが導入で青い本がアドバンスドです。
はっきり言うと、ターゲットはピアノ演奏初心者ではありません。
まずは音符とコード譜が読めることが大前提になっています。
音大でクラシック音楽を学んでいるか、大学のジャズ研等で色々なジャズを色々聴いてある程度楽器をセッションなどで演奏している人でないと理解できないと思います。

ジャズと言うと、どうしても目立つアドリブソロ演奏がフォーカスされがちですが、高度なテクニックでソロはめちゃくちゃ上手くても、他のバンドメンバーのソロ演奏をスイングさせられない様では、バンドでピアノを演奏する意味がありません。
逆にソロはまあまあでも、カンピングが最高に上手い職人的ジャズピアニストは、サポートメンバーとして引く手あまたになる可能性があります。
では、ジャズジャイアンツと言われた歴代ジャズピアニスト達は、どのようにカンピングをしていたのか?そこにフォーカスしながら、カンピングの醍醐味を皆さんに体験して頂ける様に、この教則本はStep by Stepで編集されています。

この教則本を購入した個人が独学で理解出来る様に、シリーズで10分を超えない程度のビデオ収録をしていく予定です。まずその記念すべき第一作目がYouTubeにアップロードされました。カメラ目線、棒読み等課題は沢山ありますが、何せ制作費は自腹で放送収益はゼロなので、作りながら改善して行くのみ。新しいプロジェクトを楽しみながら作って行くのは中々面白い物ですね。

ピアノは流暢に弾く主人ですが、人前で演説をする様な事は得意ではありません。それでも頑張っておりますので、何卒宜しくお願いします。m(_ _)m