2016年11月25日金曜日

2016年のサンクスギビングは近所のブルワリーでチャリティーディナー


毎年サンクスギビングはアメリカ人では無いジャズミュージシャンの友人を招いて、自宅でターキーやチキンをローストしていましたが、今年は近所のブルワリー、"Greenpoint Beer & Ale Co."のアニューアルイベントである、"Orphan's Thanksgiving"というイベントに参加しました。


$60の会費でワインやビールが飲み放題で、バッフェスタイルのサンクスギビングのディナーも食べ放題。途中でオーナーが選んだドキュメンタリー映画の上映もあります。また、会費の内の$10はグリーンポイントスープキッチン(ホームレス等に温かい食事を提供する慈善団体)にドネーションされます。会費はオンラインで事前に支払うのですが、お気に入りのファミリーデザートを持参するのが参加条件です。デザートは手作りに限らず、購入したデザートでも可です。


右からスモークターキー、ロティスリーターキー、
オーブンローストターキー、キャンディードヤム
Thanksgivingとはアメリカ独特の祭日であり行事です。アメリカ人にとっては日本のお正月と言えるでしょう。里帰りして親戚や家族と共にトラディショナルな食事をして過ごすのが基本ですが、クリスマスに里帰りする人や仕事等の諸事情で都会に残る単身者、外国人等は友人達を自宅に招いてパーティーをしたり、この様なレストランのイベントに参加してホリデー気分を味わうのが一般的です。
今回この会場でざーっと参加者を眺めたところ、私たちの様なカップル以外に、お父さんと子供達とか、駐在外国人のファミリー、若者のグループ、LGBTのカップル、ちょっと寂しいですが男女それぞれ単独での参加者もいました。人それぞれ、サンクスギビングに対する思いがあって参加したのでしょう。私はLGBTの結婚が認められたアメリカですが、やはり個々の家族がそれを受け入れ無い限り、同性のパートナーを連れて親族縁者が集まるディナーパーティーにはなかなか出席しづらい、または許され無い空気もあるのかもしれ無いな、と何となく感じました。実生活においては、まだまだ保守的な考え方や宗教的な考え方が存在するという事です。


さて、私が持参した手作りファミリーデザートは「お萩」です。実家のもち米とカリフォルニア産うるち米を混ぜて炊いたご飯を半殺しについて、小倉餡を包んで、塩を効かせたすりゴマをまぶすという母伝来のお萩。これは、「ぼた餅も食べたいけど、ゴマ餅も食べたい、でも二つは食べられ無いから、一緒にしちゃえ!」という母の欲求からできたお萩です。(笑)

白胡麻にゆかりをトッピング、黒胡麻はそのままでもかなりインパクトがあるのでシンプルにそのままです。








この日のメニュー:
Smoked Turkey
Rotisserie Turkey
Oven Rosted Turkey
Garlic Mashed Potatoes
Baked Macaroni and Cheese
Candied yams
Collared Greens
Stuffing
Corn Bread
Green salad



ポットラック(持ち寄り)のデザート達!
オレオを崩してホイップクリームをのせたデザートやドーナツ、クッキー、パウンドケーキ、アイスクリーム、そしてやはりアメリカンパイ(タルト)が主流でしたね。
パンプキンパイ、チェリーパイ、ブルーベリーパイ等、私のお萩も並んでいます。
気になるお萩の売れ行きは、大盛況でした。ヴィーガンでグルテンフリー(小麦粉グルテン無し)という所が受けたようです。
外国人でもモチアイスが好きな人も多いので、それもあったかも?
ジェブも私もお腹が膨らんで、これ以上入る余地無い位満腹になり、映画上映も半ばで家路につきました。ごちそうさまでした!