2016年11月7日月曜日

ゴールドリーフプロジェクト*ミラーフレーム編


今回は鏡のフレームにゴールドリーフを施すプロジェクトです。
10年ほど前に、ゴールドのフレームをシルバーに塗り替えた鏡を、またゴールドに戻す作業です。いつもはリキッドタイプのシルバーリーフやゴールドリーフを使っていたのですが、今回はメタルリーフに味をしめて、メタルリーフでツヤツヤのゴールドに戻す作業をします。今回はMona LisaのSimple LeafではなくてMetal Leafを使用しています。違いはMetal Leafはワックスペーパーの裏打ちが無いということです。ご自分でトレーシングペーパーやお料理で使うワックスペーパーを使って工夫する必要がありますが、その分Simple Leafより箔の枚数が多いので、お得です。

今回用意するのはMona Lisaシリーズの液体の接着剤とシーラーです。
シンプルリーフは画材屋さんやアマゾンでも購入可能です。この他に液体の接着剤とスプレー式のシーラー(固定剤)があれば完璧です。




まずは鏡を紙でカバーします。本当は鏡は外してフレームだけにするのが理想ですが、この鏡はフレーム屋さんが作った鏡なので、外せませんでした。

Mona Lisaアドヘッシブ(液体接着剤)をブラシで塗っていきます。
















Metal Leafを貼り付けていくのですが、Simple Leafの様に裏打ちワックスペーパーが無い代わりに、クッキング用のワックスペーパーをゴールドリーフの上に重ね、こすって密着させます。ワックスペーパーを持ち上げると、あら不思議、ゴールドリーフが静電気でくっついてきます。

後はフレームの上に置いて貼り付けるだけです。柔らかいチーズクロスやタオルでワックスペーパーの上から擦り付けます。継ぎ目は少しオーバーラップさせて隙間なく張り込んでいきます。ちょっとした金箔の破れなどは、後からまた接着剤を乗せて修復出来ます。



フレーム全体にゴールドリーフを貼り付けられたら、金箔の重なった部分を取り除く為に奥外に出て、固めのブラシで全体にブラシをかけ、こそげ取っていきます。少しのしくじりや剥げは気にせず、その辺は素朴なクラフトという感じで仕上げていきます。
ブラシをかけると、風で空気中に金色の屑が舞い上がってとても綺麗です。でも、吸い込ま無い様に気をつけましょう。

この後室内に戻ってシーラーを塗って、メタルリーフが変色し無い様にコーティングします。(このアート用のメタルリーフは純金ではなく、コッパーとアルミの混合のフォイルなので、空気中のアンモニアなどの成分で変色する為シーラーでコーティングする事が必要です。)


シーラーを完全に乾かしたら、完成です。
















私のプロジェクトルーム&ゲストルームのドレッサーの上に置きました。こんな感じです。