2016年7月26日火曜日

今年も独立記念日の花火に現をわすれて



昨年からNYの独立記念日の花火がイーストリバー側で上がるようになりました。我が家のあるコンドミニアムの真ん前にも発射台の筏が停まります。我が家のユニットは残念ながら川とは反対側に窓があるので、家の中からは見えませんが、屋上に上がればバッチリ一望できます。

屋上には定員制限があるので、各住戸に屋上にアクセスできる人数制限が設けられています。我が家は2LDKなので、ジェブと私の他に二人が屋上にアクセス可能になります。
とは言え、残念ながら今年はジェブは丁度ジャズキャンプでサラトガへ行ってしまうので、私一人ボッチということで、NYに来て以来ずーっとバクラシックレエをご指導して頂いてるゆみこ先生、元ダンサーのゆうこさん、そしてスペシャルゲストにゆみこ先生の大親友でトロカデロのダンサーのラファエロさんの3名をお招きしました。

簡単なお食事を私が用意して、お酒のあまり飲め無いゆみこ先生にはデザート、 仕事のあるゆうこさんとリハーサルから直接駆けつけるラファエロさんはワインを担当して頂いて、ポットラック形式でささやかなパーティーになりました。

『この日のメニュー』
ジューシーお稲荷さん
お豆腐のカプレーゼ
アルグラ、クランベリー&アーモンドのサラダ+レモンヴィネグレット
ポーリッシュのコールドカッツ3種
ドライトマトの入ったオリーブ
チーズ3種とフルーツ各種
クラッカー2種
苺とブルーベリーのマスカルポーネクリームのデザート

ワイン ロゼ、白、赤 各一本


花火は夜9時から約30分間打ち上げられました。この日は日中は曇り空で暑かったのですが、夜は雨の予報が出ていました。案の定、屋上へ出てみると雲が多く月も星も見え無い夜空。日中はかんかん照りじゃなかったので、屋上は涼しく雨というよりは ミストでしっとり、という感じでした。思ったよりも3人共が眼前に広がる花火に圧倒されたようで、しばし日頃のうさを忘れて炸裂音と光に夢中になりました。ビデオも本当に最初の3分間だけで撮影をやめました。ずーっとビデオを撮り続けながら、小さなiPhoneのスクリーンから花火を見るのはもったい無いので、ジェブに後で見せてあげられるように、そして自分の思い出メモ程度の3分間のビデオにとどめました。

日本も毎年花火大会が全国で開催されるけれど、昔の人もこの花火の炸裂音と眩しいほどの閃光の煌めきのマジックで見ながら、暑気払い、厄払い、憂さ晴らし、ヒーリング的な事をしていたんだと思ったら、昔も今も、日本も世界も同じだなーと感慨もひとしおでした。ラファエロさんは生まれて初めて花火を目の前で見たそうで、とても感激していたそうです。美しいものが与える感動に国境は無いのですね。