2020年11月27日金曜日

Thanks Giving Dinner 2020はラムシャンクの煮込み

 コロナであたふたしているうちに、気がつけば、2020年ももう僅か。


ブログも全然更新していませんでした。と言うのも、9月から大学生になったので、宿題やらプレゼンテーションやらで、忙しくてブログの存在を忘れていました。心に余裕が全く無い!(笑)ようやくサンクスギビングの四連休になって、やっと一息ついたところです。


大学はNY市立シティーカレッジ(CCNY)の学士課程のジャズコースで、初心に戻ってジャズボーカルを学んでいます。日本では学べなかった事が沢山あり、自分が学びながら教える為の知識も身につけられ流ので、とても刺激になっています。ただ、コロナの影響で授業の全てがリモート授業です。バンド演奏をバックに歌うことも出来ないし、個人レッスンもzoomなので微妙な声の出し方やトーンまでは確認できないのが難点。クラスメートとの人間関係もなんだかバーチャルでパソコンの画面上での会話だけと言うのも寂しいです。とは言え、主婦の学生には利点もあって、家事や仕事をしながら授業を受けられるし、通学時間が無い分時間も有効に使えるのがとても良いです。実技以外なら通信教育も意外と良いでは無いか!と言うのが実感です。新しい知識が増えて自分自身の幅も広がるし、幾つになっても学ぶっていいですね。



さて、そんな忙しい毎日から抜け出すように、サンクスギビング到来。。。ずーっと料理の事なんて考えられなかった日々だったけど、やっぱりサンクスギビングだと料理する気合が入るのは、もうアメリカ生活が長いからかしら?


とは言え、私は七面鳥の匂いがあんまり好きじゃないんですよね。ターキーを焼いていると家中がターキーの匂いでいっぱいになって、2、3日は匂いが残ります。主人はアメリカ人なので七面鳥が無いと寂しいらしいですが、お客様を呼ぶようなパーティーが出来ないので、小ぶりでも二人でターキー一羽は飽きちゃう。






と言うことで、今年も昨年同様ラムチョップにしようと計画していたのですが、前日にWhole Foods Marketへ買い出しに行ったら、見事に売り切れ。。。
と言うことで、急遽ラムシャンクに変更。
主人がとっさに見つけたレシピがラムシャンク6本で、量が多いとは思ったけど、深く考えずに購入。

家に返ってみたら、やっぱり6本なんてうちのダッチオーブンには入らないじゃん!とりあえず全部一気に塩麹をまぶしてマリネして、まずは4本だけでオーブンで煮込むBraised Lamb Shankに挑戦しました。

YouTubeに出ていたGordon Ramsayのスパイシーなバージョンを自己流アレンジ。本当はハラペーニョとかフレッシュなチリペッパーを沢山入れるのですが、それは省いて食べるときに一味で調整することに。

ガーリック、シナモンスティックやクミンシード、パプリカ、オレガノ、フレッシュローズマリー、ローリエ、ブラックペッパー、オリーブオイルをまぶし全体にモミモミします。30分置いて焼きます。一晩マリネしても良いらしい。


私達は塩麹に一晩マリネしたので、30分程度で焼き始めました。ダッチオーブンにオリーブオイルを引いてこんがり焼き色をつけたら、肉を取り出してざっくりスライスした人参、玉ねぎ、セロリをソテー。野菜の上に肉を戻して、赤ワインを300CC位、ビーフブイヨン500CC程でひたひたになるように調整して煮込みます。煮立ったら、蓋をせずにオーブン350°Fのオーブンで2時間から3時間、肉が柔らかくなるまでロースト。





他のシェフのレシピでは蓋をしていたけど、Gordonは蓋をしない方が良いと言っていたので、彼をフォロー。


頃合いを見計らって付け合わせの野菜のロースト(ブラッセルスプラウト、マッシュルーム、人参)をオーブンに投入し、じゃがいもを塩茹でします。







ペアリングするワインはちょっと気取ってサンテミリオン。

もう家中がシナモンの香りでとてもいい匂い。ラムの臭みは全然感じません。仕上がりはもうちょっと煮込んだ方が良かったかな?でも食べ応えあって本当に美味しかった!あとの残りのラムシャンク2本はモロッコ風でチャレンジする予定です。