2022年8月6日土曜日

ハンドメイド*夏の着物を解いてワンピース

 

2022年の夏休みは、コロナに感染したりであまり気力がなかったけれど、思い立ってワンピースを作りました。

とにかく風通しの良いムームーの様なワンピースを薄物の生地で作りたかったので、レシピはネットで探して、とにかく直断ちでサッと作れる簡単な形を選びました。

身頃は解いた身頃の着物を左右、前後と4枚剥ぎ合わせただけ。脇は直線で襟ぐり見返しだけの仕立て方です。



生地は黒地に流水と紅葉です。かなり古いのと乱暴に解いてあったので、縫い目は所々に穴があり、肩の部分には穴を塞いで繕ってありました。(笑)

写真では真っ黒に見えますが、後ろから光が当たると透けます。下には黒いキャミソールを着ています。白いキャミソールに白いワイドパンツでスタイリングもしてみたいです。


出来上がりの身丈が120cmのロング丈にしたので脇に20cm弱のスリットを入れました。

着物の布巾が36cmほどで身幅が広いので、肩が二の腕の中程まで落ちて、一番太い所を横切る感じで袖先になり、全体のシルエットは袋をかぶっている印象になりました。





シルエット的に垢抜けず、腕も太く見えるので中に5センチほど内側(裏)に織り込んで、脇もその分タックをとって、脇下のあき止まりから10cm位下がった所をボタンで前後を止めています。ちょうど良い具合にフレンチスリーブ感が出て、二の腕も逆Vに現れるのでスッキリしました。







ハンガーに掛けると、何の事は無い四角いワンピース。

肩下がりを斜めにカットしているので、肩先を内側に折り込むとピンと立ってしまうのですが、それはそれで袖口っぽい仕上がりになるので良しとしています。(笑)

形がシンプルな分、着る人の体型や雰囲気で変わるので、また違う生地で作ってみたいと思います。