昨日のバレエのクラスの帰りの事。ヘラルドスクエアの地下鉄の駅で電車を待つのが嫌なので（NYの地下鉄の駅やホームはエアコンなんて無く、特にこの駅はサウナの様に暑い）散歩がてらユニオンスクエアまで徒歩で南下した。そこからLトレインに乗って3つ目の駅で降りればいいだけ。5th アベニューは特にお洒落なブティックが並ぶので、ウィンドウを見るだけでも楽しい。暑いのと余りに喉が渇いたので、途中でジャンバジュースに寄ってスムージーを買った。スムージーをすすりながら歩くのも子供の頃に戻った様で、いい気分転換になる。ま、NYの大人は何か食べながらでも歩いてるので白い目で見られる事はない。
途中でブロードウェイに出て、ユニオンスクエアに出た。この日はアートフェアの日なのか、アーティスト達の露天が並んでいた。その中でひときわ目を引いたのがこれ。沢山のカラフルな砂袋から砂を掴んで、小指の方から少しずつこぼしてお花の様な曼荼羅を描いているアーティストがいた。いわゆるインスタレーションとかパフォーマンスという類いのアート。人々が何気なく立ち止まって見ていた。そこには彼のポートフォリオも置いてあったので、私は端から見てみた。彼は沢山の受賞歴のある素晴らしい作家だった。作品は砂だけに留まらず、花や弾丸、煉瓦、玩具等々。
彼の名はジョー・マングラム、彼の作品をもっと見たい人は彼のサイトへどうぞ！
http://www.joemangrum.com/
携帯電話でメールをしながら歩いている女の子が、気がつかずに絵の上を横切って行って観客から非難されていた。ま、アートなんてどうでも善い人にはどうでもいい事なのかもしれない。でも、それを素敵だ、好きだ、自分の宝物にしたい、と思う心からその人の美的感覚は養われて行くものだと思う。
公園の鳩もこの絵の上をのんびり歩いていたけどね。
