2010年7月22日木曜日

久々!やっぱり楽しいガールズナイトアウト

私にはNYの語学学校で意気投合して、卒業しても仲良しの同年代の友達が3人いる。フランス人のマデリン、韓国人のミナ、日本人のリエコ。マデリンはパリで広告代理店に勤務していたらしいが、NYが大好きで私がNYに来る2年程前から5年の学生ビザでNYとフランスを行き来していた。ミナはソウル大学の法学部出身で、韓国のドキュメンタリー番組のスクリプトライター。リエコは日本でヘアメイクの仕事をしていた。二人は丁度私とほぼ時を同じくしてNYに転機を求めて来たバリバリのキャリアウーマン達だ。

昨年の冬に完全にパリに帰国した友人のマデリンが、久しぶりに休暇でNYに遊びに来た。折しも、ミナが今年の12月にアメリカ人の婚約者の住むハワイで結婚することになり、NYをひとまず引き上げ韓国に帰る直前。これは4人で久々のインターナショナルなガールズナイトアウト&バチェロレットパーティーか?と言う事になり、ひとまず家の近所のレストランで食事をする事になった。

私のお気に入りのイタリアンレストラン、”PT”には未だ誰も主人以外を連れて行った事は無い。それ程私のお気に入りの店なのである。3階建てのレンガ造りのアパートメントビルの半地下にあり、大人の隠れ家的な店構え。内装もブリックがむき出し、ラスティック&シャビーな内装にキャンドルが灯るテーブルとバーカウンター。夏は奥の中庭でも食事が出来る。ディナーのみの営業だけど、味良し、雰囲気良し、サービス良しの3点セット。まず、Bedford駅から少し離れているので学生風情が来ない。ワインのリストもリーズナブルな割にセレクションもグッド。そしてコンプリメンタリーで絶品のサルディニア産のチーズと食後にグラッパのショットがサーブされる。

この夜はモンテファルコの割と軽めの赤ワインにサラダを2種類とチーズの盛り合わせでスタート。皆調子良く飲んで、喋って、ボトルも2本開け、メインにゴルゴンゾーラチーズソースのニョッキとレッドスナッパーのグリルをシェア。最後にデザート、クレムブリュレーで締めくくり。皆お腹一杯、大満足でお会計。

思わず会話の声も大きくなり、丁度店に入って来た男性二人が私達の会話に参加して来た。私はその内の初老の一人がPTの責任者だと知っていたので、マデリンに得意のイタリア語で話す事を勧めた。私が初めて観る顔のもう一人の男性がとてもマデリンとリエコを面白く思ったのか、別の店に飲みに連れて行くと言い出して予想外の展開に。席が遠くて会話に参加していなかったミナと私は、一体どんなマジックを使ったのー?と言いながら、くっついて行った。その男性はズバリこのレストランのオーナー。独自にワインやチーズをイタリアから輸入販売し、ワインストアやレストランを経営する辣腕。皆で彼らの車に乗り込み、Bedford駅から2ブロック程イーストリバー側に歩いた所にあるワインバー”DOC"へ移動。彼のお薦めのサルディニア産のオーガニックワインに舌鼓、サルディニアワインについて彼は特有の強いイタリアなまりの英語で熱く語ってくれた。また、彼のキャラクターもとても楽しくて、ワインと共に人生や、恋愛、家族について色々語り合い、皆で3本開けてしまいました。やっぱり幾つになっても、気の合う仲間とのガールズナイトアウトはとても楽しいのである。