2020年5月20日水曜日

パンデミックで外出自粛プロジェクト*ビンテージ丸帯で手作りバッグ


外出できない毎日だから、今のうちに出来ること、今しか出来ないことをしなくちゃ!
ということで、引き出しの中に唸っているビンテージの着物たちをどうにかして形にしてしまおうプロジェクトその一です。
今回は昔買っておいたアルミパイプ口金を使って和装用バッグを作りました。



布は多分貸し衣裳の花嫁さん用の丸帯だと思います。骨董収集をしていた陶芸家の伯母が断捨離するからと、10年ほど前に頂いて来た丸帯。この帯自体は比較的新しいものみたい、正絹じゃなさそうだし。数年前に自分で解いて芯を外しておいたものです。金蘭で派手なのと柄が大きいので、小さなものは作れないな〜、と寝かしておいたままでした。


今回使った型紙は「口金づかいのバッグ」越膳夕香著日本ヴォーグ社に掲載されているデザインに何も変更を加えずそのまま使用しました。口金のサイズがほぼ同じだったので。
こちらの本では本体表布に接着芯を使用していました。帯の方が硬い生地だと思いましたが、自立させたかったのと張りを持たせたかったので、ポリエステルのキルト芯(接着するタイプ)を直に帯裏に貼りました。織の帯裏は糸がバラバラ出て邪魔なので、それを整えるのにも役立ちます。後の材料はもう買い出しに出かけられないので、手元にある端切れとか底板も無いので一番厚手の接着芯を二枚重ねで応用です。持ち手には麻のインテリアファブリックを合わせましたが、地厚だけど柔らかく繊維がばらけ易かったので、これにこそ薄手の接着芯を貼っておいたら、本体と縫い合わせる時に苦労しなかったかも?と少し後悔。


まあ、でもそこそこ良い感じになりました。結構作るの面白かったです、このデザイン。
マチが広くてサイズも結構大きいので、色々入りそう。ショルダー使いにはならないので、和装向きだけど、こんな派手めな帯地で作れば海外ならパーティーのバッグにしても良さそうね。
海外に住んでいると、入れ口が完全に閉じていないと防犯を考えると不安な気もするので、入れ口の裏地部分に大きなスナップをつけたり、裏地と表地を合わせるときに紐やリボンを縫いこんでおくと安心かもですね。
とにかく、サクッと出来るのでいろんな生地で作ってみたいなと思ったデザインでした。