今やっと薄茶点前がなんとか身に付いてきた。知れば知るほど奥が深くて楽しくもあり、苦しくもあり。。。特に足が。。。でも、建築やアートを大学で学んできたので、お茶の世界にはとてもすんなり馴染める。バレエも舞台の総合芸術だが、お茶も点前の事だけでなく茶道具に代表される美術品の知識、日本建築、着物、懐石、お菓子などなどに広がっていく総合芸術。お茶のお稽古は私にとって、NYで唯一の遠い日本の文化に触れる貴重な時間になった。
一昨日はお茶の先生を囲んで、ポットラック(一人一品持ち寄り)形式の忘年会だった。十人以上の女性が集まり華やかで、持ち寄りのお食事も中々見事に出そろった。先生の長年のお友達で、私達のお茶の大先輩がミッドタウンのご自宅を提供してくださり、彼女の立礼での薄茶席で会が始まった。京都でお茶を学び、海外生活が長い彼女のお道具の見立ては個性的で中々勉強になった。
お茶を頂いてから、シャンパンで乾杯、ローストグース&ビーフ、プロシュートクロスティーニ、ラタトゥユ、クリームコロッケ、キッシュ、炊き込みご飯、フルーツ、ケーキ等々を頂きながら茶道について、海外駐在員婦人としての経験談等大変興味深いトピックスで盛り上がった。私も久しぶりにクリスマスソングを皆さんの前でアカペラで歌ったが、皆さんがとても感激してくださって嬉しかった。